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イヤイヤ実態調査 調査レポート06 イヤイヤ戦争に終止符!? 使えるイヤイヤ期の対処法特集!

日々子どものイヤイヤと奮闘しているママ・パパたち。いったいどうやって対処しているのだろうか。そんな疑問を解き明かすべく、今回のレポートでは、子どもたちのイヤイヤに対する対処法を徹底調査。イヤイヤ期に使える工夫と技を大発表します!

イヤイヤの原因、トップはやはり「思い通りにならない」

原因がわかれば対処法も見えてくる。ということで、まずはママが感じているイヤイヤを引き起こす原因を調査しました。その結果、1位は、「思い通りにならない」の94.5%。2位は「眠い」の83.6%。3位は「遊びを続けたい」の83.1%に。

イヤイヤの原因トップ15

ランキングの中でイヤイヤ研が注目したのは、2位の「眠い」、9位の「疲れている」、13位の「おなかが空いている」、14位の「痛い、気持ち悪い」といった生理現象に関するもの。子どもの体調や機嫌が、イヤイヤの大きな要因になっていることがわかりました。

また、ランキングの中には、「抱っこしてほしい」、「かまってほしい」などの甘えたい願望や、「やりたいことがうまくできない」、「伝えたい内容がうまく伝えられない」といった、自分自身へのいらだちなどがランクインしました。

これが定番!三大イヤイヤ対処法とは?

ここからは、いよいよ対処法についての調査結果を見ていきましょう。日々子どものイヤイヤにあの手この手で対応している全国のママたちから約9割と圧倒的な支持を得た定番の対処法は、「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」の3つでした。

イヤイヤ対処法トップ3

1位の「イヤイヤの原因から気をそらす、気分転換させる」と2位の「抱きしめてあげる、スキンシップをはかる」は、子どもとの会話や愛情表現を通して対処するもの。対して3位の「しばらく放置して、気持ちが静まるのを待つ」は、ヒートアップしても要望は聞き入られないことを子どもに気づかせるというアプローチ。ママたちはそれぞれの対処法をバランスよく組み合わせてイヤイヤに対応しているようです。

「笑い」で対処!?
多彩な技が光るイヤイヤ対処法ランキング!

続いて、他のよく使われる対処法を見ていきましょう。三大対処法に続いて4位にランクインしたのは「笑わせる」。その他、6位の「やりたがっていることを、できるだけやらせてあげる」、7位の「お菓子や飲み物をあげる」と多彩なアプローチがトップ10に並びました。

イヤイヤ対処法トップ10

イヤイヤ期専門家の西村史子先生によると、4位の「笑わせる」は子どもの気分転換に非常に有効だそう。「笑い」に関するテクニックは、コチョコチョしたり、にらめっこしたりして笑わせるというスタンダードなものから、少し変わったアプローチとして「子どもが笑っている動画を見せる」というものまでありました。「笑い」の力は本当に偉大ですね。

また、鉄板の対処法として雑誌などの特集でよく見る「2択・3択で子どもに選ばせる」は10位という結果に。それでも約7割のママ・パパが駆使しているテクニックですが、「全部イヤ」で返されることも多いためか、上位からはやや外れる結果となりました。

演技力が問われるイヤイヤ対処法も!?

ランキング圏外にはなったものの、約半分のママが活用している対処法としてあがったのが、「おばけ・鬼・こわい人が来るよ」とおどかす方法と、ぬいぐるみや人形を利用する方法。いずれも、演技力を駆使して子どもの想像力を刺激しながら解決へと導こうとするママの工夫が光る対処法です。

その他のイヤイヤ対処法

おどかしの定番はおばけと鬼ですが、なまはげなどの地域ごとの怖い存在も組み合わせているケースも。ただ、最近は「かわいいおばけ」や「やさしい鬼」が登場する絵本が多いせいか、効き目がいまいちという意見もちらほら。そんな時は、「サンタさんが来なくなるよ」というアプローチで対処するケースもあるようです。また、おどかしによる対処法は、「奥の手として使用する」「子どもの心情に配慮してできるだけ使用を避ける」といったコメントも見られました。

一方で、ぬいぐるみや人形は、トイレやハミガキといったシーンで利用されるケースが多く、いつも見ているアニメや絵本に登場するキャラクターなどのぬいぐるみを操作しながら、子どもたちの気持ちを切り替えて上手に生活習慣の促しを行っているようです。

イヤイヤ期のストレス、どうやって解消している?

最後に、イヤイヤ期の子どもをもつママたちが、どのようにストレスを解消しているかを調査しました。その結果、約8割のママたちが選んだ「愚痴る」が1位に。昔からある定番ストレス解消法に対して、2位は僅差で「テレビ、ネットサーフィン、SNSをみる」と現代人っぽい内容になりました。

イヤイヤ期のストレス解消法トップ10

全体的に、外出を伴うものが多い「活発・活動系」の解消法よりも、家の中でできる「静かに過ごす系」の解消法が多い傾向にあり、小さい子どもがいるため自由に外出するのが難しいという実情が反映された結果となりました。

なお、専門家のおすすめは「現実逃避」で、テレビでも、ネットサーフィンでも、晩酌でもいいので、ストレス解消のためには、子育てから離れる時間をつくることが有効とのことでした。

さて、今回の調査結果からは、日々イヤイヤ期に奮闘する全国のママ・パパの様々な工夫や技が明らかになりました。みなさんのご家庭で参考になるものはありましたでしょうか。イヤイヤ研では、イヤイヤ期の気分転換になる企画やコンテンツを増やしていきますので、リフレッシュをしにぜひ当サイトに訪れてみてください。

調査概要

調査)
イヤイヤ実態調査
調査手法:
インターネット調査
調査エリア:
全国
調査時期:
2017年9月
調査対象者:
0歳~5歳イヤイヤ期の子を持つ女性(n=1,200)

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